戦場
せんじょう
名詞頻度ランク #7213 · 青空 1864 例
標準
battlefield
文例 · 用例
数十万の人間が、怨みも、咎もないのに、戦場で殺し合っていたように、―― 眼に立たないように、工場や、農村や、船や、等々で、なし崩しに消されて行く、一つの生贄で、彼もあった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
戦場で多くの死傷者が出た。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
戦場で負傷したきずに手当てをする余裕がなくて打っちゃらかしておくと、化膿してそれに蛆が繁殖する。
— 寺田寅彦 『蛆の効用』 青空文庫
三河と美濃の国境だという境橋を渡って、道はだんだん丘陵の間に入り、この辺が桶狭間の古戦場だという田圃みちを通った。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
戦場にしては案外狭く感じた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
近頃またアメリカでは飛行機で大西洋を飛び越し、運送船の力を借らず航空隊を戦場に輸送しようという計画がだいぶ真面目に研究されており、それについては大西洋の気象という事が重要な問題になるのである。
— 寺田寅彦 『戦争と気象学』 青空文庫
そうして激昂する心を抑えてピアノの前に坐り所定曲目モザルトの一曲を弾いているうちにいつか頭が変になって来て、急に嵐のような幻想曲を弾き出す、その狂熱的な弾奏者の顔のクローズアップに重映されて祖国の同志達の血潮に彩られた戦場の光景が夢幻のごとくスクリーンの面を往来する。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
売笑婦の持つ感覚の楼上から底辺に達する戦場には、資本家の軍隊の残した指紋の遺跡がある。
— 吉行エイスケ 『戦争のファンタジイ』 青空文庫
作例 · 標準
泥まみれの戦場に、負傷した兵士たちのうめき声が響いていた。
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