扇状
せんじょう異読 おうぎじょう
名詞名詞-の形容詞
標準
fan form
文例 · 用例
」大将「次は、エーベンタール、扇状仕立、この形をつくる。
— 一幕 『饑餓陣営』 青空文庫
三十里の長い流程を、自ら穿った深い谷底に躍り狂い喚き叫んでいる黒部川も、この幅四十間あるかなしの峡口でぐいと引括られた後、広い扇状地に向けて一挙に解放されている。
— 木暮理太郎 『黒部川を遡る』 青空文庫
想うに泊から三日市に亙って、立山後立山両山脈の間に抱かれたこの扇状の平原は、黒部川が全峡谷の山々から撈取した無量の土砂を遺棄した為に生じたものであろう。
— 木暮理太郎 『黒部峡谷』 青空文庫
これは地形が扇状をなすからであろうと思う。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
むしろ質素な二階半建て木造の町家で、地味な尖り屋根、大きな中央煙突、芸術的な彫刻を施した戸口と放射状の扇状窓、三角形の破風、均整のとれたドリア風片蓋柱をもつ、プロヴィデンスではよく見るコロニアル様式のものだった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
角張ったジョージ王朝風の家には越屋根があり、扇状の彫刻のある古典的な戸口、小さなガラスをはめた窓といったあらゆる十九世紀初期の造りをしていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『闇をさまようもの』 青空文庫
鶏冠ないし畳まれた翼で広げると扇状。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
時には幾組かの折り畳まれた扇状翼を補助的に用いて長距離を滑降したりもした。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
作例 · 標準
河川が山間部から平野に流れ出す地点に、広大な扇状地が形成され、肥沃な農業地帯となっている。
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