戦陣
せんじん
名詞
標準
battle array
文例 · 用例
それが下駄を片手にぶらさげて跣足で田の畦を逃げ廻るのを、村のアマゾン達が巧妙な戦陣を張ってあらゆる遁げ路を遮断しながらだんだんに十六むさしの罫線のような畦を伝って攻め寄せて行った。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
旗を見るや、愴然として之を壮とし、涙下りて曰く、臣|少きより軍に従いて今老いたり、戦陣を歴たること多きも、未だ嘗て此の如きを見ざるなりと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
其の成実を強要して一旦にせよ人質に取った氏郷は、戦陣のみでは無い樽俎折衝に於ても手強いものであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
為景死し、兄晴景継いだが、病弱で国内の群雄すら圧服することが出来ないので、弟謙信わずかに十四歳にして戦陣に出で、十九歳にして長尾家を相続し、春日山城に拠り国内を鎮定し、威名を振った。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
しかし朋友を集めて竹槍をもって戦わしめたりする時に、褒美を先には少く後から多く与へた事や、当時から槍は三間柄が有利であるとの見解を持って居た事や、更に其頃次第に戦陣の間に威力を発揮して来た鉄砲の稽古に熱心であった事などを見ると、筑紫の坊さんの眼識を肯定出来そうである。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
織田徳川の戦陣が整うのを見て、十九日、勝頼も軍評定をした。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
渡海以来の某は日夜戦陣に屍を暴すをもって本意として来た。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
隆景本陣を望客※の上に置き馬上戦陣の展開を眺めて居たが、機正に熟すとして、全軍に進撃の命令を下した。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
作例 · 標準
兵士たちは戦列を野に敷き、戦いの準備をした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
将軍は交戦前に敵の戦陣を視察した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
部隊が衝突すると、戦場で剣戟の音が鳴り響いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite