線条
せんじょう
名詞
標準
line
文例 · 用例
しゃっ、しゃっ、落葉の線条を截る男の子の杖の音が、彼の頭のしんの苦痛の塊に気持ちよく沁みた。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
額には皺、眼のまわりには疲労の線条を印している。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
これに反して、ギバがなんらかの空中放電によるものと考えると、たてがみが立ち上がったり、光の線条が見えたり、玉虫色の光が馬の首を包んだりする事が、全部生きた科学的記述としての意味をもって来る。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
さて、映写が始まって音楽が始まると同時に、暗いスクリーンの上にいろいろの形をした光の斑点や線条が順次に現われて、それがいろいろ入り乱れた運動をするのであるが、全く初めての経験であるからただ一度見ただけでは到底はっきりした記憶などは残りようがない。
— 寺田寅彦 『踊る線条』 青空文庫
レヴューでは人間の集団で作った斑点や線条が舞台の上で離合集散いろいろの運動をする。
— 寺田寅彦 『踊る線条』 青空文庫
あの斑点や線条の運動はなんの意味だかちっともわからない。
— 寺田寅彦 『踊る線条』 青空文庫
ドイツのフィッシンガーの作った「踊る線条」という「問題の映画」がある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
この映画では光の線条が映写幕上で音楽に合わせて踊りをおどる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の書く文字は、細く均一な線条を描き、まるで芸術品のようだった。
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