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死地

しち
名詞
1
標準
(nearly certain) death
文例 · 用例
トナカイが死地に陥って敢然たる攻勢を取り近寄る犬どもを踏みつぶそうとする光景は獣類とはいえ悲壮である。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
我はお雪の供給に活きて、渠をして石滝の死地に陥らしめたのに、少年はその優しき姿と、斗大の胆をもって、渠を救うために目前荒鷲と戦っている。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
之が普通の塲所なら、かゝる死地に落ちても、鐵車をば此處に打棄てゝ、其身だけ免れ出る工夫の無いでもないが、千山萬峰の奧深く、數十里四方は全く猛獸毒蛇の巣窟で、既に此時數十の獅子、猛狒の類は此穴の周圍に牙を鳴し、爪を磨いて居るのだから、一寸でも鐵檻車の外へ出たら最後、直ちに無殘の死を遂げてしまうのだ。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
と下枝は引立られ、殺気満ちたる得三の面色、こは殺さるるに極ったりと、屠所の羊のとぼとぼと、廊下伝いに歩は一歩、死地に近寄る哀れさよ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
もとよりお秀を教唆して死地に陥したは貴女という推量ばかりで証拠は無いが、私は検事でもなく、判事でもございません、罪の軽重は論じない。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
彼らは何事かを思い詰めると、狂人の如くその一念に凝り固まり、理想に淫して現実を忘却してしまうために、遂には身の破綻を招き、狂気か自殺かの絶対死地に追い詰められる。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
つまり政敵にたたき落されて死地に置かれたのである。
幸田露伴 連環記 青空文庫
精神的修養の道、一として平民を崇むるに適するものあらず、偶、俳道の普及は以て彼等を死地に救済せんとしけるも、彼等は自ら其粋美を蹴棄したり。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
作例 · 標準
絶望的な状況の中、兵士たちは死地へと向かわざるを得なかった。
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2
標準
proper place to die
作例 · 標準
古来より、武士は戦場で死ぬことを死地として名誉としていた。
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3
標準
dilemma
作例 · 標準
進むも地獄、退くも地獄という、まさに死地であった。
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