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まど
名詞頻度ランク #1919 · 青空 25196
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文例 · 用例
麥萩原朔太郎麥はさ青に延び行けり遠き畑の田作りの白き襦袢にえんえんと眞晝の光ふりそそぐ九月はじめの旅立ちに汽車のより眺むれば麥の青きに驚きて疲れし心が泣き出せり
萩原朔太郎 青空文庫
ああ、いづこぞ夢の序樂のぽろねえず、會社は河岸に涙をひたし、花店の飾つゆにぬれたり、しばしまたつりがね鳴らむ、あさまだきにほふ葉影に、しろじろとかざし泳がせ、この列をなす少女らあゆむ。
萩原朔太郎 若き尼たちの歩む路 青空文庫
感傷の塔萩原朔太郎塔は額にきづかる、螢をもつてをあかるくし、塔はするどく青らみ空に立つ、ああ我が塔をきづくの額は血みどろ、肉やぶれいたみふんすゐすれども、なやましき感傷の塔は光に向ひて伸長す、いやさらに伸長し、その愁も青空にとがりたり。
萩原朔太郎 感傷の塔 青空文庫
あまりに哀しく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死をにかけたり。
萩原朔太郎 感傷の塔 青空文庫
夜景萩原朔太郎高い家根の上で猫が寢てゐる猫の尻尾から月が顏を出し月が青白い眼鏡をかけて見てゐるだが泥棒はそれを知らないから近所の家根へひよつこりとび出しなにかまつくろの衣裝をきこんで煙突のから忍びこまうとするところ。
萩原朔太郎 夜景 青空文庫
汽車が箱根を越える頃、降りやんでゐた雨は再び降り出して来て、硝子の上に斜めの線を引きはじめた。
中原中也 三等車の中(スケッチ) 青空文庫
の外は真つ暗で、硝子に額をすり寄せて見ても森と空との境界も漸く見分けられるくらゐであつた。
中原中也 三等車の中(スケッチ) 青空文庫
此処らでの高級酒場たる酒場の中はひつそりして、客がゐないので小さなはみんな開放つてある。
――不真面目なわが心…… その一週間 青空文庫