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悚然

しょうぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
terrified
文例 · 用例
次第に喬木の森林に入った、白く光る朽木は、悪草の臭いや、饐えたような地衣の匂いの中に立ち腐れになっている、うっかり手が触れると、海鼠の肌のような滑らかで、悚然とさせる、毒蚋が、人々の肩から上を、空気のように離れずにめぐっている、誰も螫されない人はない、大樺池を直ぐ眼の下に見て、ひた下りに下る。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
」といって、目を剥いて、脳天から振下ったような、紅い舌をぺろりと出したのを見て、織次は悚然として、雲の蒸す月の下を家へ遁帰った事がある。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
園は悚然として、道祖神を心に念じた。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
同時に真直に立った足許に、なめし皮の樺色の靴、宿を欺くため座敷を抜けて持って入ったのが、向うむきに揃っていたので、立花は頭から悚然とした。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
」「そうでしょう、悚然として、未だに寒気がしますもの。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
もう私、二条針を刺されたように、背中の両方から悚然として、足もふらふらになりました。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
」 と心着くと、これを嫗に握られた、買物を持った右の手は、まだ左の袂の下に包んだままで、撫肩の裄をなぞえに、浴衣の筋も水に濡れたかと、ひたひたとしおれて、片袖しるく、悚然としたのがそのままである。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
ああ、思い出しても悚然とする。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
作例 · 標準
暗闇から突然現れた人影に、彼は悚然として立ち尽くした。
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遠くで雷鳴が轟き、子供たちは悚然として母親の服にしがみついた。
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その悪夢のような出来事を思い出し、彼女は今でも悚然とすることがある。
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悚然(しょうぜん) — 幻辞.com