小善
しょうぜん
名詞
標準
a small kindness
文例 · 用例
つまらない小善主義を叱って大善主義を高唱するのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
まず博士の神学を挙げて二度これを満場に承認せしめこれを以て大前提とし次にビジテリアンがこれに背くことを述べて小前提とし最後にビジテリアンが故に神に背くことを断定し菜食なる小善の故に神に背くの大罪を犯すことを暗示|致されました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
大善を称するよりは小善を積め、という言葉がある。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
このように誰にも知られず人生の片隅においてひそかに不言実行せられている小善こそ、この世のまことの宝玉ではなかろうかと思った。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
東 塵積つて山西 地獄の沙汰も金 東は小善小悪も之を易り之を軽んず可からざるを云ひ、西は黄金の力の広大無辺なるを云へるなり。
— 幸田露伴 『東西伊呂波短歌評釈』 青空文庫
小善小仁は滔々たる天下之を為すに難きもの多からず、大善大仁はいかなる人にして始めて行ふを得むか。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
教会内にて、つまらぬ批評眼をもつて他の小悪小非を穿つものには、教会内の小善小仁すらも旌し易からず、而して今日の教会の多数は斯くの如くなるを悲しむなり。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
夫れ小善小仁は、古へのパリサイ人|能く之を為せり、彼等は教会にて威厳を粧ひ、崇敬をあらはし、小悪小非行を慎しむ事、今の俗信仰にまさり、小善小仁を行ふ事、今の所謂基督教信者なるものに幾等か加ふるところありし、然るも基督は之を排して、蝮の裔とまで罵りぬ。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
作例 · 標準
困っている人を見かけたら、見返りを求めずに小善を施すのが、私の信条です。
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「一日一善、ささやかな小善を積み重ねることが、やがて大きな徳となる。」と、祖母はいつも言っていた。
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彼は、地域のためにできる小善を、日々の生活の中で実践している。
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