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平然

へいぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
calm
文例 · 用例
彼の平然と呟くところに依れば、彼がこのようにしばしば服装をかえるわけは、自分についてどんな印象をもひとに与えたくない心からなんだそうである。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
」と兎は平然と手きびしい引導を渡して、それから、ふいと別の何か素晴らしい事でも思ひついたらしく急に眼を輝かせ、笑ひを噛み殺してゐるやうな顏つきで狸のはうに向き直り、「それぢやあね、こんど一ぺんだけ、ゆるしてあげる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
平然と立ち上つて、狸の火傷にれいの唐辛子をねつたものをこつてりと塗る。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
その人たちの所謂「青春の純眞」とかいふものは、しばしばこの兎の例に於けるが如く、その胸中に殺意と陶醉が隣合せて住んでゐても平然たる、何が何やらわからぬ官能のごちやまぜの亂舞である。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
しかもその夫人がビフテキを食っていたのが、少なくも見たところ平然と肉片を口に運んでいたのがハッキリ印象に残っている。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
向ふは平然この動揺を看取する。
宮沢賢治 疑獄元兇 青空文庫
そして路傍で拾つた繩の帶を卷きつけながら、平然として吉原遊廓へ登り込んだ。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
平然として人の腹の中に這入って行くのだ。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
作例 · 標準
大きなミスを犯したにもかかわらず、彼は平然とした顔で報告書を提出した。
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目の前で怒鳴りつけられても、彼女は平然と受け流し、作業の手を止めなかった。
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あんなに高い場所によく平然と立っていられるものだと、見ている方が足がすくんだ。
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平然(へいぜん) — 幻辞.com