士魂
しこん
名詞
標準
manly spirit
文例 · 用例
我国が日清戦争に於て日露戦争に於て、世界の歴史を飾るべき光栄ある大勝を得しは、兵器の力彼に勝りしが為にあらず、黄金の力彼より大なりしが為にも非ず、其最大原因は、我が勇敢なる祖先の伝へし日本武士魂が、遺憾なく発動せし結果に他ならず。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
然れど之れ不思議でも何んでも無し、強いて不思議と云へば、日本武士魂なる不思議の威力ありしが為に勝ちしなり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
之れ何んの力に因るか、天祐もあらん、軍略の妙用もあらん、然れど其最も威大なる力は、日本武士魂の発動即ち之れなり日本人の発動は、日本人の生命たり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
日本は日本武士魂なる偉大にして且つ不思議なる力により、大国露西亜に打勝つ事を得たるなり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
斯様いう思慮を抱き、斯様いう決着を敢てしたのは必ず町野のみでは無かったろう、一族譜代の武士達には、よくよく沸り切った魂の持主と、分別の遠く届く者を除いては、随分数多いことで有ったろうし、そして皆氏郷の立場を諒解するに及んで、奮然として各自の武士魂に紫色や白色の火※を燃やし立てたことであろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
武士にあつては武士魂なるものが、商人にあつては商人根性なのだもの。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
町人宗の開山|福沢翁が富の福音を伝道しつつも士魂商才を叫んだ如く、当時の青年はコンパスや計算尺を持つ技師となっても、前垂掛けで算盤を持っても、文芸に陶酔してペンを持っても、国士という桎梏から全く解放されたものは先ずなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭追録』 青空文庫
」 一體お貞さんの生れた須賀川といふところは、昔からあたりにきこえた商人町で、郡山や、白河や、二本松に比べて、何方かと言へば、士魂商才の其商才に屬する氣分の漲つた町であつた。
— 今井邦子 『水野仙子さんの思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、士魂商才を兼ね備えた、頼りがいのある人物だ。
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その経営者は、士魂の気概を持ちながら、新しいビジネスモデルを次々と生み出している。
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武士道精神に根差した士魂は、現代社会においても尊敬されるべき価値観だ。
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