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紫紺

しこん
名詞
1
標準
dark purple
文例 · 用例
おオえエ花……」 花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
空に一|輪、蕾を添へて、咲いたやうに、其の常夏の花を手にした、細りと白い手と、桜ぢらしの紫紺のコート。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
両側の岸には真黒な森が高く低く連なって、その上に橋をかけたように紫紺色の夜空がかかっていた。
寺田寅彦 青空文庫
紫紺色に寒々とさえた空には星がいっぱいに銀砂子のように散らばっている。
寺田寅彦 詩と官能 青空文庫
広い小砂利の洲の中を紫紺の帯でも捨てたやうに流れて行く水の中には、真裸になつた子供達が遊び戯れて居た。
有島武郎 お末の死 青空文庫
白魚のような指が、ちょいと、紫紺の半襟を引き合わせると、美しい瞳が動いて、「失礼を……」 と唯莞爾する。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
これは、紫紺という桔梗によく似た草の根を、灰で煮出して染めるのです。
宮沢賢治 紫紺染について 青空文庫
南部の紫紺染は、昔は大へん名高いものだったそうですが、明治になってからは、西洋からやすいアニリン色素がどんどんはいって来ましたので、一向はやらなくなってしまいました。
宮沢賢治 紫紺染について 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、高貴な雰囲気を醸し出す紫紺色の着物を纏っていた。
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夕暮れの空は、深い紫紺色に染まり、幻想的な美しさだった。
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その染料は、天然の植物から取れる貴重な紫紺色をしている。
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