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苦悶

くもん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞名詞-の形容詞頻度ランク #25763 · 青空 1578
1
標準
anguish
文例 · 用例
さりとて誰にこの苦悶を話しようもなく、民子の写真などを取出して見て居ったけれど、ちっとも気が晴れない。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
そういう訣であるから、学校へ往っても以前とは殆ど反対になって、以前は勉めて人中へ這入って、苦悶を紛らそうとしたけれど、今度はなるべく人を避けて、一人で民子の上に思いを馳せて楽しんで居った。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
どんなに僕が過去に於て苦悶したか。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
幾度か自殺を考へたほど、それほど思想上と生活上との、救ひがたい絶望的苦悶に陷入つて居たかを、君は少しも――眞に文字通りに少しも――知つてはくれないのだ。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
」 これで以て、一切の思想的苦悶が一蹴されてしまふのだ。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
生活上や家庭上のことに於ても、僕のあらゆる複雜した過去の苦悶、暗く絶望的な運命を忍從したり、それについて戰つたりしたことを、君は全つきり考へてくれないのだ。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
僕があの長い間、可成の苦悶にみちた生活を忍從してゐながら、書面上にも談話上にも、一も訴へるべき對手をもたず、獨り寂しく田舍に悲しんでゐたといふ一事は、考へるだけでも腹立たしい運命の皮肉である。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
私はその少し前からして、彼が例の詩人らしい敏感性で、しだいに濃度を増してくる周圍の壓力を感じて居り、神經質の苦悶に耐へてることを氣付いてゐたが、果せるかな偶然の機會を捉へて爆發した。
萩原朔太郎 中央亭騷動事件(實録) 青空文庫
作例 · 標準
怪我を負った選手がピッチの上で苦悶の表情を浮かべ、担架で運び出されていった。
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彼は病床で数日間、激しい痛みによる苦悶の末にようやく眠りについた。
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事件の真相を語るべきか黙秘すべきか、彼は一人で苦悶の決断を迫られていた。
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