苦悩
くのう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #8504 · 青空 1536 例
標準
(mental) agony
文例 · 用例
それを見ている翁は、心中それほどの苦悩もないのだが、眼だけでも峯の愁いに義理を感じて、憂げに伏せてはまた開くのであった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
「おとうさま、この福慈岳は火を背骨に岩を肋骨に、砂を肉に附けていて少しの間も苦悩と美しさと成長の働をば休めない大修業底の山なのでございますわ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
この島山に住む人は、山のわたくし同様、驚異でいのちに傷目をつけられ、美しさにいのちの芽を牽出され、苦悩に扱かれて、希望へと伸び上がらせられなければならない。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
それに引代え娘はいくたたびの生死を語り、その生死毎に苦悩と美への成長を語り、生活とも幸福ともいわない。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
一方、かうした肉体の苦悩に呪はれながら、一方に彼はまた、眼のあたり死に面接する絶えまなき恐怖に襲はれて居た。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
私達は、この突然の闖入者の濃い髯でかくれた、中年の苦悩に刻まれた古銅色の顔、霜枯れた衣服の下で凍った靴に、死人のような膚が覗いているのを見た。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
彼の骸はすでに苛酷に滲んだ苦悩は去ってセラフの哀悼歌が人々の心に悲しくこだました。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
――あの人の苦悩は大きいのです。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
作例 · 標準
彼は深い苦悩に陥り、夜も眠れない日々が続いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
人生には、避けて通れない苦悩がつきものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の作品には、若き日の苦悩が色濃く反映されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash