苦しみ
くるしみ
名詞頻度ランク #4832 · 青空 3558 例
標準
pain
文例 · 用例
)あの偉大なるトルストイを始めとして、世の多くの貴族と生れながらのエゴイストとが、悩み苦しみて求めるものは、実にこの「生えざる」苗を求めんとして嘆き訴ふる悲しみの声に外ならない。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
誰もかれも、苦しみ苦しみ生きている。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
望んだ死は与えられず、そのかわり現世の厳粛な苦しみを与えられた。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
私も、まだそのころは二十になったばかりで、若い女としての口には言えぬ苦しみも、いろいろあったのでございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
誰も、ごぞんじ無いのだ、と私は苦しさを胸一つにおさめて、けれども、その事実を知ってしまってからは、なおのこと妹が可哀そうで、いろいろ奇怪な空想も浮んで、私自身、胸がうずくような、甘酸っぱい、それは、いやな切ない思いで、あのような苦しみは、年ごろの女のひとでなければ、わからない、生地獄でございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
妹の苦しみを見かねて、私が、これから毎日、M・Tの筆蹟を真似て、妹の死ぬる日まで、手紙を書き、下手な和歌を、苦心してつくり、それから晩の六時には、こっそり塀の外へ出て、口笛吹こうと思っていたのです。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
」 名辞以前、つまりこれから名辞を造り出さねばならぬことは、既に在る名辞によつて生きることよりは、少くも二倍の苦しみを要するのである。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
わがこの園内に來れることは彼等の動物を見るに非ずわれは心の檻に閉ぢられたる飢餓の苦しみを忍び怒れり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
作例 · 標準
長い冬を越え、ようやく苦しみから解放された大地に新しい命が芽吹き始めた。
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他人の苦しみを理解するのは難しいが、せめて寄り添う心だけは持っていたい。
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芸術家としての生みの苦しみを知る彼は、未完成の作品を何度も破り捨てた。
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ウィキペディア
苦しみ あるいは 苦痛 とは、悪的な心境及び物質的様態から成る不快さに基づいた基礎的な概念である。悩みや悲しみ、悔しみ、悪感、不安、後悔、恥、緊張、感情的傷害などからなる精神的な辛さや、物質的傷害や生体科学的傷害などからなる痛みや不快さに基づいた心身における悪的な様態を指す。心の痛みにおける鬱症状や、危害と結び付けられた嫌悪あるいは個人における危害の恐れを指す場合もある。
出典: 苦しみ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0