平安
へいあん
名詞形容動詞頻度ランク #8848 · 青空 1794 例
標準
peace
文例 · 用例
さもなければ、田舎の川べりにでも住んで、夏は縁台を出して夕顔の花をみてゐるといふ、あの消極的平安の中に安住しなければならないのです。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
更衣母なん藤原氏なんめり 平安朝の文化に対して、蕪村は特殊の懐古的|憧憬と郷愁とを持っていた。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
こうした平安朝懐古の句は、他にも沢山作っているので、参考のため、次に数句を提出しよう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
折釘に烏帽子かけたり宵の春春の夜に尊き御所を守る身かな春雨や同車の君がさざめ言ほととぎす平安朝を筋かひにさしぬきを足で脱ぐ夜や朧月 引例を見ても解るように、特に春の句においてそれが多いのは、平安朝の優美でエロチックな文化や風俗やが、春宵の悩ましい主観において、特にイメージを強く与えるためなのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
芭蕉における木曾義仲の崇拝や、戦国時代への特殊な歴史的懐古趣味を、一方蕪村の平安朝懐古趣味と比較する時、両者の異なる詩人的気質が、おのずから分明して来るであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
この句の第三句は、多くの句集に「なりけり」となってるが、平安朝の言葉をもじった「なんめり」の方が、この場合ユーモラスで面白い。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
古都の床しい風流であり、ここにも蕪村の平安朝懐古趣味が、ほのかに郷愁の影を曳いてる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
お爺さんは、生れてはじめて心の平安を經驗したのだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
禅の修行を通じて、ようやく心の平安を得ることができた。
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戦火が収まり、ようやくこの土地に平安が訪れた。
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乱世が終わり、人々は平安な暮らしを何よりも切望していた。
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標準
Heian period (794-1185)
作例 · 標準
この寺院の仏像は、平安初期の様式を色濃く残している。
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平安文化の粋を集めた寝殿造りの建物を見学した。
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国風文化が花開いた平安の世は、多くの女流作家を輩出した。
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ウィキペディア曖昧さ回避
平安(へいあん) 心や社会などが穏やかであること。「心の―を保つ」「社会の―を祈る」
地名
日本の町・字
人名
- 平安 (明) — 中国明代の武将。
日本の学校名および学校法人名
- 神奈川県立平安高等学校 — 神奈川県横浜市鶴見区にあった公立高校。
- 龍谷大学付属平安中学校・高等学校 — 京都市下京区にある私立学校。
- 学校法人平安女学院 — 本部を京都市上京区に置く学校法人。傘下に平安女学院大学、平安女学院高等学校、平安女学院中学校、平安女学院大学附属こども園を持つ。
その他
- ピンアン「平安(へいあん)」 — 空手における型。初段から五段まである。
- 列車愛称「平安」 — 日本の旧国鉄の急行列車。→かすが (列車)を参照のこと。
- 平安ステークス — 日本中央競馬会が京都競馬場で開催する重賞競走。
- 平安 (曲) — 2024年リリースのgo!go!vanillasの楽曲。
出典: 平安 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0