寵幸
ちょうこう
名詞
標準
favor
文例 · 用例
パ、それより王の最愛の妾となり、三千寵幸一身に集まり、明けても暮れても王の涎を受け続けた。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
下世話に、犬は貰われる時お子様方はお幾たりと尋ねるが猫は孩児は何匹だと訊くという通りに、猫は犬と違って児供に弄られるのを煩さがるものだが、二葉亭の家では猫は主人の寵幸であって児供が翫弄にするのを許さなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
実際、右衛門にはなんの罪もないのだが、右衛門の寵幸と今川家の退廃とが同時に起ったので、単純な世人はその前に因果関係があると思ったのである。
— 菊池寛 『三浦右衛門の最後』 青空文庫
京からはるばると召し下した絹野という美女が、この頃の忠直卿の寵幸を身一つにあつめていた。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
伯母さんひとりの手に育てられてお国さんとばかり遊んでた私は修業がつまないのでとてもそんなはなれわざはできず、器量わるくも富公がこの小女王の寵幸をほしいままにするのを指をくはへて見てるよりほかはなかつた。
— 中勘助 『銀の匙』 青空文庫
上皇は、それからも、たびたび、白女をよんで、寵幸、ただならぬものがあったが、鳥飼の離宮には、ほんの夏の一ときだけしかおいでがないので、南院の七郎という者にいいつけて、平常にも白女の生活を、何くれとなく、後見させ――庶民の間にも少ない人情をお示しになったという。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
召されて、宮中に入り、帝の寵幸をたまわってから、やがて身は懐妊のよろこびを抱いていた。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
――こうして兵の案内でそぞろ黒木の御所へ登って行く自分を知れば、ほかの妃たちがきっと今夜の自分の寵幸を妬ましい眼で眺めるにちがいない。
— 八荒帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
王は、長年仕えた側近の寵幸を一身に集めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼女の寵幸を得た者は、地位を約束されたも同然だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「まさか、あの人が王様の寵幸を一身に受けるなんて…羨ましい!」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite