失脚
しっきゃく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #22428 · 青空 186 例
標準
losing one's position
文例 · 用例
そして谷底まで下りた人の多数はそのままに麓の平野を分けて行くだろうし、少数の人はそこからまた新しい上り坂に取りつきあるいはさらに失脚して再び攀上る見込のない深坑に落ちるのであろうが、そのような岐れ路がやはりほぼ四十余歳の厄年近辺に在るのではあるまいか。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
ダメのまた下のダメという、謂わば「ほんもの」のダメという事になりまして、私は詩壇に於いて失脚し、また、それまでの言語に絶した窮乏生活の悪戦苦闘にも疲れ果て、ついに秋風と共に単身都落ちというだらし無い運命に立ちいたったのでございます。
— 太宰治 『男女同権』 青空文庫
王さまは、此の二箇月間、ポローニヤスの失脚の機会を、ひそかにねらって居られた筈です。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
王さまは、わしに見られた事に気附いて、それからわしを失脚させようと鵜の目、鷹の目になられたのです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
わかい群集は、英雄の失脚にも敏感である。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
あの子は、もう世の中を、いちど失脚しちゃったのよ。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
あの子は、もう世の中を、いちど失脚しちやつたのよ。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
私の解放運動など、先覚者として一身の名誉のためのものと言って言えないこともなく、そのほうで、どんどん出世しているうちは、面白く、張り合いもございましたが、スパイ説など出て来たんでは、遠からず失脚ですし、とにかく、いやでした。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
作例 · 標準
政治家のスキャンダルは、しばしばその人物の失脚につながる。
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長年勤めた会社で突然のリストラに遭い、彼のキャリアは失脚の危機に瀕した。
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地位を固く守っていたはずの権力者が、予期せぬ内部抗争により失脚した。
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