嘉賞
かしょう
名詞動詞-サ変
標準
approval
文例 · 用例
もし人生を汚濁穢染の土とせば、処女の純潔は燈明の暗牢に向ふが如しと言はむ、もし世路を荊棘の埋むところとせば、処女の純潔は無害|無痍にして荊中に点ずる百合花とや言はむ、われ語を極めて我が愛好するものを嘉賞せんとすれども、人間の言語恐らくは此至宝を形容し尽くすこと能はざるべし。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
その一つは、公武合体派で、慶喜の大政奉還の許を嘉賞して、新政府組織についても、慶喜に旧将軍にふさわしい一役を与えようと云うのである。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
嘉賞の意が嘲笑の語の中に蔵してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
帝これを嘉賞し、故|翰林学士、芳九|連の遺子|黛女を賜う。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
若しそれ世に權詐の士あり、中心支那文明を崇拜し、其國風を嘉賞し、而して其の滅亡を嘆惜し、亞細亞なる一般名目によりて之を掩覆し、囘護し、亞細亞を生かすてふ廣義の中に、支那の復活を含ましめんとするものある乎。
— 竹越三叉 『世界の日本乎、亞細亞の日本乎』 青空文庫
大田南畝が先人自得翁の墓誌を見るに、享保二十年七月、将軍吉宗公中川狩猟の時徒兵の游泳を閲するや自得翁|水練に達したるを以て嘉賞する処となりしといふ。
— 永井荷風 『礫川記』 青空文庫
ところがその老職は、「おぼしめすところあって今日より無役に仰せつけられる、御幼年よりの精勤を嘉賞あそばされ、お手許より金五十枚、御垢着、ならびに生涯三十人|扶持を下しおかれる」 こう云ってそれぞれの下賜品をそこへ出した。
— 山本周五郎 『桑の木物語』 青空文庫
高倉天皇の御脳おもらせたもう折、信濃守遠光朝臣が、紫宸殿の庭で鳴弦をつとめたところ、めでたく御平癒あって嘉賞され、永く「王」の字を家紋とすべき宣旨をくだされた。
— 山本周五郎 『蘭』 青空文庫
作例 · 標準
彼の長年の功績が認められ、社長から嘉賞を賜った。
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チームの努力が実り、無事にプロジェクトを完遂。皆、上司から嘉賞された。
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その素晴らしい演奏は聴衆から惜しみない嘉賞を浴びた。
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