花床
かしょう
名詞
標準
receptacle
文例 · 用例
× 凡そ同人雜誌は、新しい藝術の苗床であり花床でなければならない。
— 『青空』記事 『「青空語」に寄せて(昭和二年一月號)』 青空文庫
体をひねり、持つて来た薄い雑誌をむざ/\花床の上に敷いて片|肘まげる。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
中央の亭の柱にからんで、円錐形の萱葺き屋根の上へ這い上って居る蔓薔薇は夏から秋に移ると直ぐに寒くなる英国の気候にめげてまばらに紅白の花を残して居たが、其の亭の周りのシンメトリカルに造られた四ツ弧形の花床には紅白黄紫の大輪菊がダリヤかと見えるようなはっきりした花弁をはねて鮮やかに咲き停て居る。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
水仙の一と株に花床が尽きて、低い階段を拾うと、そこが六畳の中二階である。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
「だって下駄がないじゃありませんか」「あたしだって足袋のままですわ」 自分もそれなり降りて花床を跨ぐ。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
」 青木さんはそのまゝそこの花床へ行らつして、草花の若い芽生についてゐる虫を取つたりなさつたが、その中にまた表の方へ行つてお了ひになつた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
」「あそこの花床にはずゐぶん色んなものが蒔いてあるのでございますね。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
よくは分らないが、二十坪足らずの空地に、円や四角の花床が作られ、菊や、紫蘭、どくだみ、麻、向日葵のようなものが、余り手を入れられずに生えている一隅なのである。
— 宮本百合子 『思い出すかずかず』 青空文庫
作例 · 標準
アブラナの花を解剖すると、中央に花床が見える。
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この植物の花床は非常に小さく、肉眼では見つけにくい。
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花床から子房が発達し、やがて果実へと変化する。
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