過賞
かしょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
excessive praise
文例 · 用例
これは決して自分の過賞ではない。
— 菊池寛 『志賀直哉氏の作品』 青空文庫
ちと過賞かは知らんが、書下しの菊五郎にも劣らぬといふ評判……神並の後が、浅岡とは、随分無理とは思つたが、踊りのある人だけ、始終体をころしての取りまはし、立派な乳人なり。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
芭蕉の秋風の句は世間にて往々過賞を蒙れども、こは口は禍の門といへる極めて陳腐なる理窟を十七字に並べたるに過ぎず。
— 正岡子規 『俳句の初歩』 青空文庫
西洋画写生の法を浮世絵の人物に施してよく成功せる点はむしろ北斎の上に出づといふも過賞にあらず(浅草観音堂内奉納の絵額に一ツ家の姥の図あり)。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
こは決して過賞に非ず。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
著者は肉筆画と板画とを合せてここに渾然たる大美術史を編纂したれどもその所論は殊更北斎を過賞したればフェノロサの研究によるよりもかへつてゴンスに拠りたるものと言はざるべからず。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
この書出でてより斯界の研究は最早その第二次とすべき一局面の細密なる蒐集以外主要の点に付ては全く為すべき余地なきに至りしといふも過賞にあらず。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
また役者絵の中西洋写真の像より思ひ付きて俳優似顔をば線を用ひずして凡て朦朧たる淡彩の色を以て描きしはその奇異なる点まさに寛政の写楽が似顔絵に比するも過賞にあらざるべし。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
作例 · 標準
彼の功績に対する過賞は、かえって彼を苦しめているようだ。
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「いやいや、それは過賞です」と彼は照れながら答えた。
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子供を過賞して育てると、自信過剰になることもあるから気をつけたい。
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