叫喚
きょうかん
名詞動詞-サ変
標準
shout
文例 · 用例
など叫喚して手がつけられず、私なども、雑誌の小説が全文削除になったり、長篇の出版が不許可になったり、情報局の注意人物なのだそうで、本屋からの注文がぱったり無くなり、そのうちに二度も罹災して、いやもう、ひどいめにばかり遭いましたが、しかし、私はその馬鹿親に孝行を尽そうと思いました。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
その中にも山頂に落ちた白雪は、私の神経を刺戟することにおいて、幾百反歩の雑木林の動揺と、叫喚とにも、勝っている。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
そうして生きながら焼かれる人々の叫喚の声が念仏や題目の声に和してこの世の地獄を現わしつつある間に、山の手では烏瓜の花が薄暮の垣根に咲き揃っていつもの蛾の群はいつものように忙わしく蜜をせせっているのであった。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
「あッ、危ねえ」 行燈が倒れて闇黒の中に叫喚、怒声。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
必死の、鋭い、号泣と叫喚が同時に、老人の全身から溢れた。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
今は、不潔で臭い病室や、時々夜半にひゞいて来るどっかの銃声や、叫喚が面白く名残惜しいものに思われてきた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
支那語の叫喚、金属的なざわめきが、遠くで騒がしく起った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
通訳は、小屋のかげから、悲鳴や叫喚や、銃声がごったかえしに入りまじって聞えて来る方をおずおず見やった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
作例 · 標準
火事だ!大変だ!という叫喚が、夜の街に響き渡った。
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突然の衝撃に、乗客たちは悲鳴のような叫喚を上げた。
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「助けてくれ!」という切羽詰まった叫喚が、遠くから聞こえてきた。
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勝利の叫喚がスタジアムを揺るがし、選手たちの喜びを伝えた。
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