京官
きょうかん異読 けいかん
名詞
標準
public official stationed in the capital (under the ritsuryō system)
文例 · 用例
純友が賊衆追捕に従事して、そして盗魁となつたのも、盗賊になつた方が京官になるよりも、有理であり、真面目な生活であると思つたところより、乱暴をはじめて、後に従五位下を以て招安されたにもかゝはらず、猶ほ伊予、讃岐、周防、土佐、筑前と南海、山陽、西海を狂ひまはつたのかも知れない。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
勿論入道してから三河へ行ったのか、猶在俗の時行ったのかは、其文に年月の記が無いから不詳であるが、近江掾になったことは有ったけれど、大江匡房の慶保胤伝にも、緋袍之後、不改其官と有り、京官であったから、三河へ下ったのは、僧になってからの事だったろうと思われる。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
さかのぼって申せば音楽の天才の出た家筋ですが、京官から落伍して地方にまで行った男の娘に、どうしてそんな上手が出て来たのでしょう。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
が、出来るだけ悠然と北京官話の返事をした。
— 芥川龍之介 『馬の脚』 青空文庫
しかし元来|長沙の言葉は北京官話に通じている耳にも決して容易にはわからないらしい。
— 芥川龍之介 『湖南の扇』 青空文庫
一体みこともちは、古い文献には、既に地方官の高等な者、京官の下級の者などを示すことになつて、宰・大夫の字面を用ゐてゐるのが普通だ。
— ――その基礎論―― 『日本文学の発生』 青空文庫
宮廷近侍の皇親・京官を以て行ふ神事は、即|司召の朝儀と意義が通じて居り、地方の神職を召集する儀式は、県召と同じ精神を持つてゐた。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
京官を召し、地方官を召すのは、宮廷の政を京地方に施さうとする神事から出発したのである。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代、京官の地位は非常に羨望されていた。
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完璧な記録を持つ者だけが、京官になることを望むことができた。
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彼の家系には、代々京官を務めた者がいた。
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ウィキペディア
京官(きょうかん)とは、律令制において、在京の官司・官職のこと。在京諸司を略したものである。内官(ないかん)とも。外官とは対の関係にある。
出典: 京官 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0