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峡間

きょうかん
名詞
1
標準
between the mountains
文例 · 用例
顧れば峡間から東方の霞沢岳連峰の木山には、どす玄い雨雲が、甘藍の大葉を巻いたように冠ぶさって、その尖端が常念一帯の脈まで、包んで来ている、雪の峡流は碧い石や黄な石をひたして、水嵩も多くなって、樺青く雪白い間を走って行くのが、遙かに瞰下されて、先は森林の底に没している。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
今来た路の方を振り向くと、峡間の底から、大霧は雪を包んで乱舞を始めている、それは噴火口の底から、硫烟が幾筋も縺れ合い、こんぐらかって、騰上するようである。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
水成岩の峡間を流れるだけあって、どこか、赤石山下の、小渋川に似ている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
川は、やがて、左に折れて、農鳥山支脈の峡間に入って、益す狭く、石が次第に多い。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
風は峡間にどこからともなく漲って来て、樹々の葉は、婆娑婆娑と衣摺れのような音を立てる。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
およそ、山の中の氷の下から、数珠を手繰るように落ちて来る、峡間の水ほど力の強い、自由の手も少いであろう。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
ああ、本洲の比類のない水成岩山、その高きこと、一万尺、古生層地の峡間を流れる水!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
大沢が、濶く、峡間に延びて、峡流の分岐したのが、幾筋となく蜿ねり、枯木が、踏み砕かれた、肋骨のようになって、何本も仆れている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
作例 · 標準
険しい山々の峡間に、清流が静かに流れていた。
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ドライブ中、車窓から見える雄大な峡間の景色に息をのんだ。
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「こんな峡間にも、秘境の温泉があるらしいぞ」と友人が地図を広げた。
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二つの巨大な岩の峡間には、小さな祠がひっそりと祀られていた。
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