悲鳴
ひめい
名詞頻度ランク #9946 · 青空 2900 例
標準
shriek
文例 · 用例
ううむ、ううむ、と大袈裟に唸りながら、めちや苦茶に鎌を振りまはして、時々、あいたたたた、などと聞えよがしの悲鳴を擧げ、ただもう自分がこのやうに苦心慘憺してゐるといふところを兎に見てもらひたげの樣子で、縱横無盡に荒れ狂ふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
わが親愛なる而して甚だ純眞ならざる三十七歳の男性、狸君の悲鳴である。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
おふくろの方では、水を飲ませといてから殴るのであるから、充分に思ひやりのある処置と信じてゐるのだらうが、殴られる子供の側になつて考へると、何のために、母親が自分を殴るのか、見当がつかないものだから、その抗議として、死にもの狂ひに、あらん限りの悲鳴を上げるのである。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
ところが、その家の庭に咲き誇った夕顔をせせりに来る蛾の群が時々この芳紀|二八の花嫁をからかいに来る、その度に花嫁がたまぎるような悲鳴を上げてこわがるので、息子思いの父親はその次の年から断然夕顔の裁培を中止したという実例があるくらいである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
」 といふ恐ろしい女の悲鳴と、驚くべき異常の騷動とが、夏の白晝の物倦い情景を一變させた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
その時妾はふと、夜陰の無花果の木の下に潜む、黒衣の人間の険悪な顔を姿見に認めて、恐ろしい悲鳴をあげました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
同時にナタリーの悲鳴が爆発して彼女の頬に紅色の液体がながれていた。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
突然レムブルグが悲鳴をあげて廊下に飛出す、米良はバルコニに駈け上ると暈れた空気に蒼白めた闘争に窶れた同志の死体が沈むのを見た。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
作例 · 標準
真夜中、隣の部屋から突然悲鳴が聞こえ、思わず飛び起きた。
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ジェットコースターの頂上から落下する瞬間、乗客たちの悲鳴が響き渡った。
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試験結果を見た彼女は、小さな悲鳴を上げた後、がっくりと肩を落とした。
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