兵禍
へいか
名詞
標準
ravages of war
文例 · 用例
一時の兵禍を免かれしめたると、万世の士気を傷つけたると、その功罪|相償うべきや。
— 瘠我慢の説 『瘠我慢の説』 青空文庫
謀此に出でず、之を半屬の國たらしむ、年々兵禍あつて、一毫の租税なく、我に出師の責あるも、統一の權なし、此に於てか遂に彼をして李后に屬せしむ。
— 竹越三叉 『深憂大患』 青空文庫
如何にも列強の軍備を競うは明らかに兵禍の端を成するものであり、また国際間の争議は常に経済的競争の激烈なるより起るものであるから、苟もこの際理想的の永遠の平和の実現を期せんとするならば、この二大綱こそ共に吃緊欠くべからざるものたるに相違無い。
— 大隈重信 『永久平和の先決問題』 青空文庫
橋を渡って向うへ通る、暗の晩の、榛の木の下あたり、蛍の数の宙へいかいことちらちらして、常夏の花の俤立つのが、貴方の顔のあたりじゃ、と目を瞑って、おめでたを祈りましたに……」 声も寂しゅう、「お寺の鐘が聞えました。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
まわりを、深い掘割りにかこまれていて、へいから水ぎわまで、大きな大きなスカンポが、いっぱいしげっていました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『みにくいアヒルの子』 青空文庫
もう十日もたつたらノリさん、學校へいかれるかも知れない――と思ひながら家へ歸つて見ると、ノリ子さんにあげる筈のチユーリツプの蕾がゆすらうめのかげで綻びかけてゐました。
— 新美南吉 『チユーリツプ』 青空文庫
村中の人はこれはきつと、湖水の中におそろしい魔物がゐるのにちがひないと言つて、若ものたちに、一さい湖水のそばへいかないやうに、きびしく言ひきかせました。
— 鈴木三重吉 『湖水の鐘』 青空文庫
母親は、つゞけて二人の息子になくなられたので、三ばん目の息子には、お前だけはどうぞ湖水のそばへいかないでおくれと泣き/\たのみました。
— 鈴木三重吉 『湖水の鐘』 青空文庫
作例 · 標準
二度と兵禍を繰り返してはならないと、平和記念公園で誓いを新たにした。
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長く続いた兵禍により、国土は荒廃し、経済は壊滅的な打撃を受けた。
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人々は一刻も早く兵禍が去り、安らかな日々が戻ることを祈り続けた。
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