兵科
へいか
名詞
標準
branch of the army
文例 · 用例
己は騎兵科で、こんな服を着て徒歩をするのはつらかったが、これがあれば、もうてくてく歩きはしなくっても好いと云って、ころころしていた司令官も、随分好人物だったね。
— 森鴎外 『鼠坂』 青空文庫
墨子の兵科の教は當時に於ては實用に供せらるべきことで有つたから、重要の事で有つたらう。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
なんでも、今まではブリュッセル陸軍大学の砲兵科の教官をしていたというので、フレロン要塞の参謀の任に当ったのである。
— 菊池寛 『ゼラール中尉』 青空文庫
但し以上の如き京都の文化と云ふものは、さう云ふ樣に皇室が非常に衰微した時代に傳へられたのでありますからして、兵科に關するものはなかつたのであります。
— 内藤湖南 『日本國民の文化的素質』 青空文庫
それで京都で握つて居る文化の中には、兵科に關したものはありませんが、それは日本中一般に流布して居つたのであります。
— 内藤湖南 『日本國民の文化的素質』 青空文庫
もっとも兵科は違っていて、背高のっぽの川上大尉は機関科に属しており、長谷部大尉は第三分隊長で、砲を預かっていた。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
元来の専門は造兵科で造兵の教授であり、腔外弾道学の大家だという話しだが、今日では理化学研究所の所長で理化学興業会社取締役で、農村工業化論の中心頭脳である。
— ――特に自然科学者に就て―― 『日本の頭脳調べ』 青空文庫
「天保銭」をねらわず、語学の勉強に力を入れ、外国語学校、大使館附武官、教育総監部、陸軍省……と、そういった方面を重にめぐってきて、実戦は勿論、実地兵科の方に縁の薄かった、そしてそれを一面得意とした有吉祐太郎のことだから、その「武勇談」といっても、ごくつまらないことだった。
— 豊島与志雄 『傷痕の背景』 青空文庫
作例 · 標準
彼は陸軍に入隊し、希望していた歩兵科に配属されることになった。
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近代化に伴い、新たに通信科や航空科といった兵科が設立された。
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兵科によって訓練の内容や必要な資質が大きく異なる。
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ウィキペディア
兵科(へいか)とは、狭義には軍隊において軍人に割り当てられた職務区分のうち、主に直接的な戦闘を担当する区分のこと。広義には、戦闘職務以外の後方職務を含む区分全体のこと。さらに狭義の兵科においてより細分化された特技職区分(兵種と称す)を指すこともある。そのため、単に「兵科」といっても多様な用いられ方をする。
出典: 兵科 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0