山下
さんか異読 やました・さんげ
名詞頻度ランク #7189 · 青空 958 例
標準
foot of a mountain
文例 · 用例
浅草へ行く積りであったがせっかく根岸で味おうた清閑の情を軽業の太鼓|御賽銭の音に汚すが厭になったから山下まで来ると急いで鉄道馬車に飛乗って京橋まで窮屈な目にあって、向うに坐った金縁眼鏡隣に坐った禿頭の行商と欠伸の掛け合いで帰って来たら大通りの時計台が六時を打った。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
山下の村人に山の名を聞くと、あれが蝶ヶ岳で、三、四月のころ雪が山の峡に、白蝶の翅を延しているように消え残るので、そう言いますという。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
水成岩の峡間を流れるだけあって、どこか、赤石山下の、小渋川に似ている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
そう云えば、すぐ隣りにある山下氏の絵にもやはり東洋人が顔を出している。
— 寺田寅彦 『二科会その他』 青空文庫
山下氏の絵は、いつでも気持のいい絵である。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
山下氏のでも梅原氏のでも、近頃のものよりどうしても両氏の昔のものの方が絵の中に温かい生き血がめぐっているような気がするのである。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
山下界隈の怪しい酒場で酔泥れた一列の黒奴の火夫達が、最新流行歌をうたって和服の蠱惑の街に傾いた。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
「おい、マリ、山下へのみにゆかないか。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
作例 · 標準
彼らは山下の集落で一夜を過ごした。
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山下には、清らかな水が湧き出る泉があった。
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「見て、山下にあんなにたくさんの桜が咲いているよ!」と彼女は指差した。
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ウィキペディア曖昧さ回避
山下(やました、さんか、さんげ) 「山の下」「山のたもと」を意味する表現。「山の麓」「山裾」。
地名、駅名など
- 山下 (矢祭町) — 福島県東白川郡矢祭町の大字
- 山下 (南房総市) — 千葉県南房総市の大字
- 山下 (平塚市) — 神奈川県平塚市の大字
- 山下 (南砺市) — 富山県南砺市の大字
- 山下 (津和野町) — 島根県鹿足郡津和野町の大字
- 山下 (中津市) — 大分県中津市の大字
- 山下 (宇佐市) — 大分県宇佐市の大字
- 山下 (玖珠町) — 大分県玖珠郡玖珠町の大字
- 山下 (阿久根市) — 鹿児島県阿久根市の大字
- 山下町 (曖昧さ回避)
- 山下村 (曖昧さ回避)
- 山下駅 (曖昧さ回避)
山下氏、山下姓
- 日本に多い姓の一つ。
- 大友氏、木曽氏、丹波氏などを祖とする家系の他、(住んでいたところなどの)地形に由来している場合も多いが、地名に由来している場合もある。
- 主なものに、
- 葛城臣族、藤原氏秀郷流 佐野氏族、
- 清和源氏 木曾氏族・武田氏族、
- 大友氏族、丹波氏族三枝氏流、神余氏裔他の家系がある。
- さまざまな起源を持つ山下氏が各地にいるが、有名なところでは、相模国(現 神奈川県)発祥の山下氏や、美濃国(現 岐阜県)発祥の山下氏などが繁栄した。
- 山下姓の地域ごとの分布としては、九州など西日本が特に多く、その密度トップは鹿児島県であり、以下 香川県、長崎県、熊本県..と続く。
- 山下氏の家紋は美濃山下氏が用いた「左三つ巴」が比較的多いが、他にも「九曜」「四つ目菱」「雪持ち笹」など多種多様である。
さんか
- 山下 (高岡市) — 高岡市の大字。
さんげ
- 日本の城下町において、城郭およびその周辺部にあたる地域。
- 山下 (津山市) — 津山市の町。
- 加茂町山下 — 津山市の大字。
関連項目
- やました — 日本の女性ピン芸人
- ヤマシタ — 日本の企業
- 山上 (曖昧さ回避)
- 山中 (曖昧さ回避)
- 下山 (曖昧さ回避)
出典: 山下 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0