平地
へいち異読 ひらち
名詞頻度ランク #19419 · 青空 1019 例
標準
level ground
文例 · 用例
それに場所も平地であるから、雲霧とか山霧とかいふ温泉特有の情趣がなく、すべて感じが乾燥して居る。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
しかしてどこから見ても、神河内を統御する大帝は穂高岳で、海抜五千七百尺の神河内から聳ゆること更に五千尺に近く、梓の濶流も、支線の小峡流も、その間の幾十反の点々たる平地も、何もかも一切包まれた谷は、神つ代の穂高見の命の知ろし召す世界である。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
測量標の直ぐ下は、野宿に適当な広い平地があって、それから凄まじいほど、垂直の断崖を作している、その下が雪田で、雪解の水は大樺の谷、それから小樺の谷へと、落ちているらしいが、そこまでは解らない。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
それも、横に曲りくねった、普通平地で見るような石楠花でなく、白花石楠花である。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
ホールス・キャムプという平地に出で馬を下り、野営の仕度をする、海抜九千尺、水も少しはある。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
平地に突兀として盛り上る土積。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
筑波|嶺に、雪かも降らる、否諾かも、愛しき児等が、布乾さるかも 山の祖神は、平地に禿立している紫色の山を望み、それは筑波という山であって、それには人身の形をした山神が住んでいることを聞き知った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
あんまり突如として入った別天地に私は草臥れるのも忘れて、ただ、せっせと主人について歩いて行くうちどのくらいたったか、ここが峠だという展望のある平地へ出て、家が二三軒ある。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
作例 · 標準
山道を抜けると、目の前に広大な平地が広がっていた。
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平地では雪が止んでいるが、山の上はまだ吹雪いているようだ。
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この辺りは平地が少ないため、傾斜地を利用した段々畑が作られている。
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