埠頭
ふとう
名詞頻度ランク #27062 · 青空 350 例
標準
pier
文例 · 用例
曇天暗く埠頭に觀衆の群も散りたり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
ティアガルテンの冬木立や、オペラの春の夜の人の群や、あるいは地球の北の果の淋しい港の埠頭や、そうした背景の前に立つ佗しげな旅客の絵姿に自分のある日の片影を見出す。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
これを畢竟するに太陽系がこの星座に向って進んでいるため、丁度船が港に近づく時眼前の景色が目指す埠頭を中心として展開すると同じだと説き、爾来誰も異議を挿むものがなかった。
— 寺田寅彦 『宇宙の二大星流』 青空文庫
船と埠頭の間に渡した色テープの橋の両側で勇ましい軍歌が起った、人々の顔がみんな酔ったように赤く見えた。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
二年振りで横浜へ上陸して、埠頭から停車場へ向かう途中で寛闊な日本服を着て素足で歩いている人々を見た時には、永い間カラーやカフスで責めつけられていた旅の緊張が急に解けるような気がしたが、この心持は間もなく裏切られてしまわねばならなかった。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
埠頭に碇泊している船舶のマストにセイラーが双眼鏡をもってよじ登っていた。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
3 孟買埠頭の藍色の海に室蘭丸が碇泊していた。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
船は何時しか埠頭を遠く離れてゐた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
作例 · 標準
深夜の静まり返った埠頭には、オレンジ色の外灯に照らされた巨大なコンテナ船が停泊していた。
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週末は家族で海辺の公園に行き、埠頭で釣りをしながらのんびりとした時間を過ごすのが日課だ。
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荷降ろしを終えたトラックが、次々と埠頭のゲートを抜けて高速道路へと走っていった。
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