符頭
ふとう
名詞
標準
notehead
文例 · 用例
その時ふとうしろを見ますと、立派な一軒の西洋造りの家がありました。
— 宮沢賢治 『注文の多い料理店』 青空文庫
だから、いつも行動を決しかねる時に振ってみるサイコロが、会いに行くなと決めてくれたことが、ふとうれしかった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
「好きだ」「ほな、やっぱし……」 思わず言って、君勇はふとうなだれたが、やがてきっと顔を上げると、「坊ン坊ン、あて坊ン坊ン好きどす」「…………」 鶴雄ははっとして君勇の顔を見た。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
」 と、思うと、ふとうしろ髪ひかれる想いだったが、しかし、もう宮子とこれ以上一つの部屋にいるのは、不潔だというより、むしろ怖かった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
姉さんを身受けしたのは、あたしなんです」 笑いながら、しかし、弓子の声はふとうるんでいた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
小田はふとうしろ姿を見送りながら、「あの青年もモデルにするつもりだったが、だめかな」 と、呟いた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
「それが……」 と、道子はふとうなだれて、「――あたしにも判らないんです」「ふーん」 小沢にも無論判らなかった。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
何れにしても、冴子は昨夜の、ふとうらがれた大部屋女優の感じはなかった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
作例 · 標準
ピアノの楽譜を読んでいると、五線譜から大きくはみ出した位置に符頭があり、瞬時に音程を把握できなかった。
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黒く塗りつぶされた符頭は四分音符や八分音符を、白抜きの符頭は二分音符や全音符を表している。
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彼は楽譜を書く時、符頭を丁寧に丸く書く癖があり、とても見やすいと評判だ。
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ウィキペディア
符頭 は、音符の一部分。「たま」とも呼ばれる。通常は楕円形であり、五線譜上の配置されている場所が音程を示す。同じ形をしているが、中黒である場合や、白で塗られていない場合もあり、それが音価(すなわちリズム的な持続時間)を示す。全音符では、それより短い音符とは異なり、符頭が音符の唯一の構成要素となる。全音符より短い音符には符幹(ぼう)が符頭に取り付けられ、桁や符尾(はた)が付けられていることもある。全音符より長い倍全音符は符頭を垂直線ではさんだもの、2つの符頭をくっつけたもの、もしくは長方形の符頭で書くことができる。"x"の形の符頭は、パーカッション、パーカッションの効果(ゴーストノート)、発声を示すために使うことができる。正方形、ダイヤモンド形、箱形の音符は、自然もしくは人工高調波を示すために使うことができる。
出典: 符頭 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0