不撓
ふとう
形容動詞名詞
標準
unbending
文例 · 用例
開化の段階の低いことが、一朝一夕にして高まることはなく、多くの個人の不撓の努力を要することは勿論でありますが、何れにしろ事態打開の先づ第一歩は、「若い身空でイヤな病気」と感ずる前に、「病気の軽重と処分の軽重」が判明に頭なり良心なりに来ること、それに違ひはないと思ふのであります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
思惟の手段、即ち言語――それの不撓性、非同時性等々に由来するのである)。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
我々の時代には、かかる不屈不撓、かかるはげしい熱狂を抱いてゐる藝術家は僅かしか居りません。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
男性には剛健の肉体、鬱勃たる勇気、不撓不屈の精神、鋭敏な決裁能力などが盛り上って来ます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
人々は無私な心と、慈悲の情と、不撓の志とを持って日々の現実生活を営んで行く、それが仏教である。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
実にこうした思索の点では、僕は自分の柄にもなく、地獄の悪魔の如き執念深さと、不撓不屈の精神を有している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
真理は芸術のようなものでなく、不断の熱心な研究と、不撓不屈の勉強によってのみ、始めて認識され得るものであるから。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
どんな経歴を以て、如何なる体験を潜りつつ、あの物すごい智力と、不屈不撓の意力とを養い得て来たかというような事すら知らない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は度重なる失敗にも決して諦めない不撓不屈の精神で、ついに新薬の開発に成功した。
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どんな困難な壁にぶつかっても、彼女の不撓の意志が揺らぐことは一度もなかった。
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若きアスリートは不撓不屈の努力を重ね、ついにオリンピックで金メダルを獲得するという夢を叶えた。
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