焦燥
しょうそう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #25116 · 青空 512 例
標準
impatience
文例 · 用例
何事か、ある説明のできない不安な焦燥と、恐怖に似た眞青の感情とが、火のやうに自分の全神經を驅けまはつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
私はだんだん不安になり、犬のように焦燥しながら、道を嗅ぎ出そうとして歩き廻った。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
私は悪夢の中で夢を意識し、目ざめようとして努力しながら、必死に※いている人のように、おそろしい予感の中で焦燥した。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
焦燥と云はうか、嫌惡と云はうか――酒を飮んだあとに宿醉があるやうに、酒を毎日飮んでゐると宿醉に相當した時期がやつて來る。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
と同時に、今まで自分の胸にくるめいてゐた不安や焦燥や苦惱が人力以上の物に支配されてゐるお前の生死に對して、何等の力にも何等のたしにもなり得ないやうな心持になつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
彼は背に火がついたような焦燥を感じた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
井村は、自分にむけられた三本脚の松ツァンの焦燥にギョロ/\光った視線にハッとした。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
そうして女の心の中に刻々につのって行く不安と焦燥をこくめいに映出するのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
作例 · 標準
締め切りが迫り、彼は焦燥感に駆られながら作業を続けた。
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待てど暮らせど連絡が来ず、彼女の心は焦燥に苛まれていた。
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「焦燥していても、事態は好転しない。落ち着いて、できることから一つずつやろう。」と、友人は励ました。
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