落ち着き
おちつき
名詞頻度ランク #9227 · 青空 277 例
標準
calmness
文例 · 用例
私にはその落ち着き拂つた樣子が小憎らしくさへ見えた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
私は、お前の生命を當然左右し得る立場にゐる水島の、その落ち着き拂つた態度に一種の尊敬の念と心強さを感ぜずにはゐられなかつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
が、それと氣附いて或る落ち着きを得た私の心には、婦人に背中を向けようとする一つの感情と同時に、婦人に惹かれようとする好奇心らしい感情が明に動いてゐた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
女は何か知ら落ち着きのない樣子で、テエブルを挾んで私と向ひ合せに腰を降したが、直ぐまた立ち上つた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
とにかくあんまり強くもなく、かと言つてまた格別恥かしいほど弱い譯でもなく、棋風も先づ正正|堂堂として至極落ち着き拂つた方、正に兄たり難く弟たり難しの組合せだ。
— ―將棋いろいろ― 『下手の横好き』 青空文庫
「湖畔の朝」でもその他でもなんだか騒がしくて落ち着きがなくて愉快でない。
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
彼らは人が危害を加える気遣いがないと落ち着き払って少しぐらい追ってもなかなか逃げ出さない。
— 梶井基次郎 『交尾』 青空文庫
いちばんおしまいの場面で、淪落のどん底に落ちた女が昔の友に救われてその下宿に落ち着き、そこで一|皿の粥をむさぼり食った後に椅子に凭ってこんこんとして眠る、その顔が長い間の辛酸でこちこちに固まった顔である。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
stability
作例 · 標準
例句