焦り
あせり
名詞頻度ランク #11838 · 青空 125 例
標準
impatience
文例 · 用例
いっそ女学校へ飛んで行って、この人は私の夫よ、と宣言してやりたいとさえ思い焦りました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
その時、もう、これをして、瞬間の以前、立花が徒に、黒白も分かず焦り悶えた時にあらしめば、たちまち驚いて倒れたであろう、一間ばかり前途の路に、袂を曳いて、厚い※を踵にかさねた、二人、同一扮装の女の童。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
謙譲の褄はずれは、倨傲の襟より品を備えて、尋常な姿容は調って、焼地に焦りつく影も、水で描いたように涼しくも清爽であった。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
されども渠はなお立たんと焦りぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
彼女を非時代的な偶像型の女と今更憐みや軽蔑を感じながら、復一はまた急に焦り出し、彼女の超越を突き崩して、彼女を現実に誘い出し、彼女の肉情と自分の肉情と、血で結び付きたい願いが、むらむらと燃え上る。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
わたくしの胸は焦り立ち、唇はわな/\慄え、居ても立ってもいられない気がして来ました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
といって品物を減らすと店が貧相になるので、仕入れを少なくするわけにも行かず、巧く捌けないと焦りが出た。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
亀の子がなかなか掴まらぬのですっかり自信をなくし、胸が苦しく焦り騒いで、半分泣いた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
作例 · 標準
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