聖帝
せいてい
名詞
標準
virtuous emperor
文例 · 用例
ですから後の代からも永くお慕い申しあげてそのご一代を聖帝の御代とお呼び申しております。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
これに反し、流失せし旧社殿跡地の周囲に群生せる老大樹林こそ、古え、聖帝、名相、忠臣、勇士、貴嬪、歌仙が、心を澄ましてその下に敬神の実を挙げられたる旧蹟、これぞ伊勢、八幡の諸廟と並んでわが国の誇りともすべき物なるを、一昨夏神主の社宅を造るとて目星き老樹ことごとく伐り倒さる。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
耕しても、漁をしても、陶器をつくっても、什器をつくっても、商いをしても、皆|能く出来て過たないのは、これ聖帝|舜の境地である『史記(五帝本紀)』。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
舟は碇に囚われて安全で、家は基礎に囚われて固定し、車は車軸に囚われて回転し、法然は弥陀仏に囚われ、日蓮は法華経に囚われ、釈迦は法に囚われ、キリストは神に囚われ、顔回・曾子は孔先生に囚われ、孔先生は道に囚われ、聖帝は民に囚われ、賢王は国に囚われる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
私は延喜の聖帝から伝わりまして三代目の芸を継いだ者でございますが、不運な私は俗界のこととともに音楽もいったんは捨ててしまったのでございましたが、憂鬱な気分になっております時などに時々弾いておりますのを、聞き覚えて弾きます子供が、どうしたのでございますか私の祖父の親王によく似た音を出します。
— 明石 『源氏物語』 青空文庫
羅馬帝國の統一は、實に基督の教、プラト、アリストートルの學と融和して、思想世界を統一すべき準備たりしが若し、故に神聖帝國が土崩瓦解せし後に至りても、教權の高大は少しくも損傷せずして、新たに生ぜる諸國民の思想を一に繋ぎしこと久しきに渉れり。
— 内藤湖南 『學變臆説』 青空文庫
如何にも明治聖帝としては、畏れ多いことながら、わが御身にひきかけ給うて、千萬無量の御實感、御感慨であつたらうと、文字を拾ひ讀んでゐるうちに、おのづと瞼がほてつて、それこそムシケラにも價しない自分如きに相應しからぬが、私はたうとう恐懼の涙を堰止め得なかつた。
— 嘉村礒多 『滑川畔にて』 青空文庫
明治聖帝が日本の国土の煌きの権化でおわしますならば、桜さく国の女人の精華は、この后であらせられた。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫
作例 · 標準
歴史書には、民衆から慕われた聖帝の治世が記されている。
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聖帝の英断により、国は平和と繁栄を享受した。
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民は聖帝の統治を深く敬い、その教えを心に刻んだ。
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ウィキペディア曖昧さ回避
聖帝(せいてい、ひじりのみかど) 儒教で聖人とされる君主。堯、舜など。「先王」とも。
その他
- サウザー (北斗の拳) — 漫画『北斗の拳』の登場人物。
- タイチ (プロレスラー) — ニックネームが「愛を捨てた聖帝」。サウザーに由来する。
出典: 聖帝 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0