暴君
ぼうくん
名詞頻度ランク #36124 · 青空 369 例
標準
tyrant
文例 · 用例
それは仲間に入れてもらえなかった人の怨恨によるともいわれ、またクロトンの市民等がピタゴラス一派の権勢があまり強すぎて暴君化することを恐れたためともいわれている。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
私はどちらかと云へば彼等には暴君であつた。
— 梶井基次郎 『矛盾の樣な眞實』 青空文庫
驚いて見ていると、この暴君はまもなくこの哀れな俘虜を釈放して、そうしてあたかも何事も起こらなかったように悠々とその固有の雌鳥の一メートル以内の領域に泳ぎついて行った。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
そのたびに今もいる鴨羽の雌は人間で言わば仲を取りなし顔とでもいったような様子でそば近く寄って行って、いつもとは少しちがった特殊な低い鳴き声を発していたそうであったが、そのうちにある日突然その暴君の雄鳥の姿が池では見られなくなったそうである。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
そうしてそのときに池に残された弱虫のほうの雄が、今ではこの池の王者となり暴君となりドンファンとなっているのである。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
氷海の無辜の住民たる白熊に対してはソビエト探険隊員は残虐なる暴君として血と生命との搾取者としてスクリーンの上に映写されるのである。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
ここのところを君のお父さまは冷静を欠くと叱りなすったし、僕の前の……」と云いかけたが、ぐっと声を太めて、「僕の前の妻は圧制な暴君のように誤解して仕舞ったのだ」 ここで良人は一寸私の顔を見て、「しかし、僕はこれが身上なのだ。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
世間からは傲慢一方の人間に、また自分たち家族に対しては暴君の良人が、食物に係っているときだけ、温順しく無邪気で子供のようでもある。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
作例 · 標準
その暴君は、自らの権力を維持するためならどんな残虐な行為も厭わなかった。
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歴史上の多くの暴君は、最終的に民衆の反乱によって倒された。
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彼は会社で小さな暴君と化し、部下を苦しめている。
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