暗君
あんくん
名詞
標準
foolish ruler
文例 · 用例
当時島原一円の領主であった松倉|重次は惰弱の暗君で、徒らに重税を縦にした。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
敬宗の如き暗君でも、孝治といふ大憲法の前に、羊の如く從順なる點が、誠に面白いではないか。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
宗春は断じて暗君では無かった。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
決して暗君ではないし、地方の豪族の主人として教養もあるほうだったが、この世代に一族郎党を統率してゆくには、多分に欠けているものがあった。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
摂津守村重とて、この良臣の言を怒るほどの暗君でもない。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
信玄は死んでをり、武田勝頼といふ人は歴史では暗君のやうにいはれ、芝居では廿四孝の中に美少年となつて出たりするが、事實は非常に豪膽で逞しく、勇猛なことは父信玄以上だつたのである。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
暗君、暴君は世界にも少なくないが、まだかつて、どこの国の悪政史にも見ない――生類御あわれみという、奇異な法令が、とつとして、発せられたのも、それからのことであった。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
申しては畏れ多うござりますが、わたくしも監物も、また家中の心ある士は皆、御奉公がいのない暗君と、嘆かぬものはありませぬ。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗君について考えている。
暗君という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗君の意味を理解している。
この文には暗君が含まれている。