名君
めいくん
名詞頻度ランク #29289 · 青空 116 例
標準
wise ruler
文例 · 用例
高祖はしばらく措くとするも、仁君文帝も名君|景帝も、この君に比べれば、やはり小さい。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
それだけに名君の誉ある父の氏康の心痛は思いやられる。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
徳川将軍は名君の誉れの高い三代目の家光で、島原|一揆のとき賊将|天草四郎|時貞を討ち取って大功を立てた忠利の身の上を気づかい、三月二十日には松平伊豆守、阿部豊後守、阿部対馬守の連名の沙汰書を作らせ、針医|以策というものを、京都から下向させる。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
昔の名君は一顰一笑を惜んだそうだが、こいつ等はもう只で笑わないだけの修行をしているなと思ったのである。
— 森鴎外 『百物語』 青空文庫
漢名君遷子、この柿の渋が養蚕用の網を強めるに必要で、紀州では毎年少なからず信州より買い入るを遺憾に思い、胡桃沢勘内氏民俗学の篤志家で文通絶えざるを幸い、その世話で種を送りもらい植え付けて後|穿鑿すると、紀州の山中処々に野生があった。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
さればわが国史にも田道将軍の妻、形名君の妻と、夫の名のみ記して妻の名を欠き、中世、清少納言、相模、右近と父や夫や自分の官位で通って実名知れぬ才媛多い。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
それゆえにこそ、名君を以て任ずる将軍綱吉公は、この名門の後裔を世に出そうという配慮から、異数の抜擢をして問題の人長門守を大阪城代に任じたのが前々年の暮でした。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
上様はいつもながらの御名君、先ず先ず腹も切らずに済んだというものじゃ。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
作例 · 標準
歴史上、多くの人々から慕われた名君の物語を読んだ。
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その国の王は、国民の幸せを第一に考える名君だった。
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名君の治世は長く続き、国は繁栄を極めた。
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