静定
せいてい
形容詞-語幹
標準
statically determinate
文例 · 用例
全てこういうように、心が向うべきところに向うことが出来なくて、チラチラ、チラチラと余事に走って行くのを、気が散ると俗に言うが、この気が散って心の静定の出来ないのを、散乱心と云うのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
もし我人、この真の妖怪を接見せんと欲せば、よろしくこの偽物妖怪を一掃して、半夜風波の静定するを待ち、良心の水底に真理の月影を観見せざるべからず。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
なんとも、この名前が恥ずかしく、私は痩せている癖に太宰なぞという喧嘩の強そうな名前を選んで用いているわけであるが、それでも、こんなに気持のせいている時には、思わずふっと、親から貰った名前のほうを言い出してしまうのである。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
定七は気をせいていた。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
俊夫君は、先方へばかり気がせいていると見えて、前かがみになって、ろくに口もききませんでした。
— 小酒井不木 『暗夜の格闘』 青空文庫
その上多少は気がせいていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
「あっ、あぶない」「あれっ」 足は結ばれているし、気はせいている。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
そして針があたりに散乱しているところから見て、この蓄音機を懸けた者は、たいへん気がせいていたのだと思われる。
— 海野十三 『暗号音盤事件』 青空文庫
作例 · 標準
構造力学において、静定構造は解析が比較的容易である。
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このトラス構造は、全ての反力を静定の条件で計算できる。
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静定構造物の設計は、安全性の確保と経済性のバランスが重要だ。
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