仁君
じんくん
名詞頻度ランク #39633 · 青空 17 例
標準
benevolent ruler
文例 · 用例
高祖はしばらく措くとするも、仁君文帝も名君|景帝も、この君に比べれば、やはり小さい。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
「おお、此処にいましたね、漢于仁君」 いきなり漢青年の背後から声をかけたものがあった。
— 海野十三 『西湖の屍人』 青空文庫
「あなたの祖先の地が、漢于仁君の帰国を待っています」その怪しい医師はパキパキした声で云った。
— 海野十三 『西湖の屍人』 青空文庫
マヴラは西班牙の王樣といへば、どれもこれもフィリップ二世のやうな暴君ばかりだと思ひこんでゐればこそ、あんなに吃驚したのだから、おれはフィリップなどとは似ても似つかぬ仁君で、カプシン僧など一人だつて寄せつけはしないからと、よく言ひ聽かせてやつたものだ。
— ZAPISKI SUMASHEDSHAWO 『狂人日記』 青空文庫
我我は正午に船の出るまで白仁君とサロンの一隅にあつて歌を詠んだ。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
けだし暴君汚吏の余殃かくの如くなれば、仁君名臣の余徳もまた、かくの如し。
— 福沢諭吉 『政事と教育と分離すべし』 青空文庫
よく之を治するは仁君ともいふを得べし。
— 特に堯舜禹に就いて 『『尚書』の高等批評』 青空文庫
」 するとはたして、向こう側から、含み笑いの声がして、「張教仁君、怖いかね」と、嘲笑いながら訊く者がある。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫