他意
たい
名詞頻度ランク #43785 · 青空 185 例
標準
other intention
文例 · 用例
その叫びの動機が野山から来ようと隣人から来ようと、其の他意識されないものから来ようと、一たびそれが自分自身の中で起つた時に、切実であつたに違ひない。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
ゆえに渠は泰然と威厳を存して、他意なく、懸念なく、悠々としてただ前途のみを志すを得るなりけり。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
そして自分の教師を頼みきっているように、「診察に出かけました……よろしく申していました」 と他意なく母の留守を披露した。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
僕は他意なく失笑した。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
また、やあ君か、おまわりさんかと思った、と他意なく驚く友人もありました。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
」とにこにこ笑いながらハンケチで額の汗を拭っている光景を思うと、私は他意なく微笑む。
— 太宰治 『川端康成へ』 青空文庫
将軍家に於いても、ただ二念なく大君の御鴻恩に感泣し、ひたすら忠義の赤誠を披瀝し奉らん純真無垢のお心から、このやうなお歌をお作りになつたので、なんの御他意も無かつたものと私どもには信ぜられるのでございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
御胸中にたとひ幽かにでも御他意の影があつたら、とても、このやうに高潔清澄の調べが出るものではございませぬ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言葉には他意はないと信じている。
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彼女の発言に他意はなかったが、誤解を生んでしまった。
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冗談で言ったことなので、他意はありません。
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