下心
したごころ
名詞頻度ランク #31710 · 青空 313 例
標準
secret intention
文例 · 用例
それだのに私に何か、別ないやらしい下心でもあるみたいなへんな言ひ方をするんだもの。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
もつとも、この娘の「可哀想」は、このごろの彼女の一つ覺えで、何を見ても「可哀想」を連發し、以て子に甘い母の稱讚を得ようといふ下心が露骨に見え透いてゐるのであるから、格別おどろくには當らない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
「とんと落ちなば名は立たん、どこの女郎衆の下紐を結ぶの神の下心」によって女郎は心中立をしたのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
また、人に取入ろうとする者は甘言を提供し、下心ある者は進んで甘茶を飲ませようとする。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
彼は、電話の番号帳により、キヌ子のアパートの所番地を調べ、ウイスキイ一本とピイナツを二袋だけ買い求め、腹がへったらキヌ子に何かおごらせてやろうという下心、そうしてウイスキイをがぶがぶ飲んで、酔いつぶれた振りをして寝てしまえば、あとは、こっちのものだ。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
それゆえ、その時の味気なさを千歳は自分に追求するまでもなかったが、今度の破門についても、父が、慶四郎を今一年もしたらまた、迎い入れようという下心を娘達に話さなかったら、千歳にはかなり寂しい出来事だったに違いなかった。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
それもただのモデルではなく、自分の描きつつある女の像と、その娘と、どっちが美しいか見較べようという下心があるのでした。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
下心あって、用意の為に引込んでいたらしい。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
彼の親切な言葉の裏には、何か下心があるのではないか。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
その提案は、純粋な善意ではなく、下心が見え隠れしていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼女は、下心を持って近づいてくる男性を簡単には信用しない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
標準
kanji "heart" radical at bottom
作例 · 標準
漢字の「心」という字は、下心という部分で構成されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「忍」という字は、心(下心)を刃で隠している形から来ている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
漢字の成り立ちを学ぶと、隠された意味、つまり下心の面白さがわかる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite