遺臭
いしゅう
名詞
標準
scent (of an animal while hunting)
文例 · 用例
そこで彼はその新しい遺臭にしたがつて茂みの中へはいつていくと、そこにニッグがいた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
「雨降りあとじゃ、川へいて、雑魚なと、取って来なはれ、あんじょ、おいしゅう煮て、食べまひょ」継ものをしていた母親がいった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
「そんなにおいしゅうございますの」「旨いですよ」「わたしも、お酒がいただけるなら、いいと思うことがあるのですよ」「酒は飲まないのですか」「一滴もいただけないですよ」「そうですか、ねえ、旨いのですが、ねえ」 年増の佳い姿がはっきり道夫の眼に見えた。
— 田中貢太郎 『馬の顔』 青空文庫
老人 母御の懐のむちゃにこいしゅうてござった頃貴方様はこの子守唄がおすきでのう。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
フランスのは太いですが、イタリーのは細くてずっとおいしゅうござんす」 この食糧品店の主人は通がすきで暫くイタリーのマカロニ、フランスのマカロニ、云々をきかせた。
— 宮本百合子 『九月の或る日』 青空文庫
「おまけにこれが、三番めの若いしゅうにあげる馬なのだよ」と、王女が言いました。
— ヤーコップ、ウィルヘルム・グリム Jacob u. Wilhelm Grimm 『かわいそうな粉ひきの若いものと小猫』 青空文庫
あの舞台で観客の血をわかす刀は」「そうです、一つお眼にかけましょう」 若いしゅうが五、六本刀をはずして私達の前に置きました。
— 小野佐世男 『花模様女剣戟』 青空文庫
火山がみっつ、ぼくのもので、まいしゅう、ススはらいをします。
— LE PETIT PRINCE 『あのときの王子くん』 青空文庫
作例 · 標準
猟師は、獲物である鹿が残した微かな遺臭を頼りに、凍てつく森を一日中追跡した。
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狼は、獲物である兎の遺臭を辿り、その隠れ場所へと忍び寄った。
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研究者は、この猛獣の遺臭を分析することで、彼らの狩りのパターンと活動範囲を解明しようとしている。
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密猟者によって追われていた希少な野生動物は、その遺臭を巧みに消しながら、深い森へと逃げ込んだ。
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