臭跡
しゅうせき
名詞
標準
scent
文例 · 用例
臭跡がちょっとの間も失わなかったんだ。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
時折、長手方向にきつく巻き上げ、二つ折りにして両端を紐で結んだ毛布が、ここには重い背嚢が、そこには壊れたライフルが――手短に言えば、部隊が退却する時に残していくもの、狩人を前にした人間が逃げ出す時に残す「臭跡」である。
— A. ビアス A.Bierce 『チカモーガ』 青空文庫
まもなく猟犬どもがやってきたが、ここでかれらは臭跡をうしなってしまったそうだ。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
こうして狐の最近の臭跡をさぐりあてるまでぐるぐるまわるのだ。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
新たに名状し難い臭いに加わって現れた例の鼻が曲がるような奇妙な悪臭が、ここではとてつもなく刺激的で、他の者どもの臭跡は完全に消し去られてしまった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
彼は突然楽な大股で歩きだし、こんがらがつた道のために臭跡を失うこともなく何時間も何時間も歩きつづけ、見知らない土地を通りながら、人間と人間の磁針すら恥じさせる程正確に方向を定めてまつすぐに家路へ向つた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
あと三マイルというところで、新しい臭跡にぶつかつたので、それを嗅いでみると彼の頚すじの毛が波立ち逆立つた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
その臭跡はまつすぐに野営とジョン・ソーントンの方へ向つていた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
作例 · 標準
警察犬は犯人が残した目に見えない微かな臭跡を頼りに、雨の降る夜の険しい山道を懸命に追った。
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獲物の臭跡を察知したオオカミの群れが、雪原を疾走しながら獲物を追い詰めていく様子は圧巻だ。
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特殊な成分が含まれたスプレーを地面に噴射して、野生動物が近づかないように自分の臭跡を完全に消した。
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