小器
しょうき
名詞
標準
small container
文例 · 用例
それは卑劣と思えるほど小器用で脇の下がこそばゆくなる。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
◇ 因にこの頃聞いたところによると、その頃の筆者は恐ろしく小器用な謡で、只圓門下に似合わないコマシャクレた舞を舞っていたそうである。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
だから小器用なニヤケた型は翁の最も嫌うところで、極力罵倒しタタキ付けたものであった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
おれは侍で、単に一時の方便のために絵を描くのであるから、所詮は素人の眼を誤魔化し得るだけに、ただ小器用に手綺麗に塗り付けて置けばよいのである。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
物大であれば小器は之を容れられない。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
追取刀でオイ来たと起上る小器用な才に乏しかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
どこをどう伝つていつのまに攀ぢ上つたものか、灰色の土鼠が一つ、木の叉ぶりにちよこなんと腰をおろし、小器用に尻尾を枝に巻きつけたまま、前脚の間に、大顆の実を持ち支へながら薄汚れた鼻先をそれに押付け、押付け、ぽりぽりと歯音をたてて噛つてゐるではないか。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
」 兵野は酒の智識に欠けてゐたので、ぼんやりしてゐると堀田は、いとも小器用な手つきでまた別の壜の栓を抜いたり、水のコツプを並べたりしてもてなすのであつた。
— 牧野信一 『露路の友』 青空文庫
作例 · 標準
色とりどりの珍味を小器に盛り付け、お盆の上に美しく並べて客に出した。
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自家製のドレッシングを小器に分けて、各テーブルに配置する。
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骨董市で見つけた小さな漆塗りの小器を、指輪入れとして使うことにした。
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