正気
せいき
名詞頻度ランク #18002 · 青空 1265 例
標準
true character
文例 · 用例
いつぞは正気に復りて夢のさめたる如く、父様母様といふ折の有りもやすと覚束なくも一日二日と待たれぬ、空蝉はからを見つつもなぐさめつ、あはれ門なる柳に秋風のおと聞えずもがな。
— 樋口一葉 『うつせみ』 青空文庫
ときによってジャズ・バンドがビビの音楽をやっているとき、死海の水に映って正気を失った士官に貴女が抱かれて、独逸仕込の接吻の洪水のなかで、彼奴がロメオとジュリエットの名台詞を彼がネロのようにそりかえって早口で喋舌るときは全く貴女を薄倖の踊子だとさえ思ったのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
「それからだんだん調べてみましたが、七之助はまったく孝行者で、とても正気で親殺しなんぞする筈はないんです。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
猫じゃ猫じゃでも踊りゃあしめえし、手拭をかぶって、浴衣を着て、跣足でそこらをうろうろしているところは、どうしても正気の人間の所作じゃありませんぜ。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
ただ、三番日の酔っぱらいだけは、全く正気を失っているものの如く、ぐにゃ/\の頭は、洋車の泥よけにコツコツぶつかっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」 正気づくと、彼等は云った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
幸いにまもなく正気づきはしたが、とにかくこれがちょうど元旦であったために特に大きな不祥事になってしまったのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
どこまで正気なのか、本当に、呆れた主人であります。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
作例 · 標準
彼は怒りのあまり正気を失い、周りのものを壊し始めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
幽霊を見たと言っているが、彼は至って正気で嘘をついているようには見えない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
こんな吹雪の中を山に登るなんて、正気の沙汰とは思えない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview