不器
ふき
名詞頻度ランク #19657 · 青空 5 例
標準
clumsiness
文例 · 用例
「………あゝなる程………成程、」 不器量であり、不器用である妻君の女優は、本当のことを言つたら三流四流といふ所でなければならなかつた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
しかし自分の幼年時代の追憶の夢の舞台に登場する唯一の異性のヒロインはこのやや不器量で可哀そうな丑尾さんであったのである。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
おれはどうも、不器用といふわけではないが、決してさういふわけではないが、鮒なんて水の中のものを捕へる事が出來ねえので、どうも、あいつはおいしいといふ事だけは知つてゐながら、それ以來三十何年間、いや、はははは、つい兄の口眞似をしちやつた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
たかだか、三枚か四枚で、井伏さんの素描など、不器用な私には出來るわけがないのだ。
— 太宰治 『小照』 青空文庫
翁は、ういういしく不器用な形の獣の仔を見ると、何か心の喘ぎが止まるような気がした。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
その走り方は、不器用な中に鳥獣のような俊敏さがあった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
女の方が却って男の不器用を察して気ずつない思いを紛らすために、わきを向きながら小さな声で唄ったなど 黥ける利目など 黥ける利目 これは、男の顔を、ちらと見たとき、自然と思い浮べられた歌の文句だった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
「この大根、嫁かずであれ、――今に」そういうかと思うと、たちまち、男はまた、不器用にも俊敏に去った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
彼は持ち前の不器が災いし、細かい作業がどうしても苦手だった。
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彼の不器な性格は、周囲からはむしろ愛嬌として受け入れられている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
子供の頃から不器で、よく物を壊しては親に叱られていたものだ。
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