不帰
ふき
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #19657 · 青空 40 例
標準
returning no more (usu. of a person who has died)
文例 · 用例
その時君は、貴重なる蒐集品を救いだすため、火宅へ取って返したまま、永久に不帰の人となったそうだ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
そしてその年の十月二十三日には、不帰の客となつたのだつたが、私は八月初めに帰り、九月八日迄弟の傍にゐた。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
夕、樹明来、ハムを持つて、――敬坊不帰、ハテナ!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
毎我出門挽吾衣 翁々此去復何時今日睦児出門去 千年万年終不帰 睦子とはその妹の名である。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
しかし浮世の小夜嵐の習ひ、遂に不帰の客となられ、一家の悲痛まことに人を泣かせずには置きませんでした。
— 田山録弥 『田舎からの手紙』 青空文庫
私はまさかとは思いましたが、果してこの亀岡氏のいった如く、師匠はその晩不帰の客となられたのでありました。
— 東雲師逝去のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
彼女は、恋する男に捨てられて、絶望のあまり健康を害し、内科に入院して不帰の客となったのだが、生前彼女の口癖のように、「私の心臓にはきっと大きなひびが入って居ます。
— 小酒井不木 『恋愛曲線』 青空文庫
「方怕芳縁相結得、鮮花香裡不帰来」は、戯と称すと雖も、実は規であらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
戦場で多くの兵士が不帰の客となり、故郷の家族は深い悲しみに暮れた。
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彼は遠い異国の地で病に倒れ、ついに故郷へ不帰の人となった。
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過ぎ去った時間は不帰であり、後悔してももう戻ることはない。
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