袘
ふき
名詞頻度ランク #19657 · 青空 0 例
標準
turned-back hem of a kimono
文例 · 用例
ああ舟にのりて行かば、くるほしきなみの亂れもここちよく、ちのみごの夜びえする、あやしきこゑもきかであるべきに、ふるとせひとにかくれて、わがはぐくみしいろぐさのはや涸れぬとぞ、けふきけば薄葉に涙しをるる、よしゑやし、悲しきものはあだがたき、君ならなくに、はやも我が世をのがれいでばや。
— 萩原朔太郎 『浮名』 青空文庫
あまりに哀しく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死を窓にかけたり。
— 萩原朔太郎 『感傷の塔』 青空文庫
みよわが光は空にあり、空は白金、ふきあげのみづちりこぼれて、わが賽は魚となり、卓上の手はみどりをくむ。
— 萩原朔太郎 『純銀の賽』 青空文庫
その亭の庭にも草木茂み風ふき渡りてばうばうたれどもかのふるき待たれびとありやなしや。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
泥濘のひどい道に古靴を引きずって役所から帰ると、濡れた服もシャツも脱ぎ捨てて汗をふき、四畳半の中敷に腰をかけて、森の葉末、庭の苔の底までもとしみ入る雨の音を聞くのが先ず嬉しい。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
汗をふきふきついて行った。
— 寺田寅彦 『鴫つき』 青空文庫
」「それがねえ、」と狸は口をゆがめて、「パチパチのボウボウ山とかいふきざな名前の山に踏み込んだばつかりにねえ、いやもう、とんだ事になつてねえ、おどろきましたよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」とか、「あれは法螺ふきだ!
— 太宰治 『津輕地方とチエホフ』 青空文庫
作例 · 標準
着物の袘には、縁起の良い鶴の刺繍が施されており、とても華やかだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は着付けをする際、袘の美しさを引き立たせるように細心の注意を払った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
古い振袖を仕立て直すとき、袘のデザインをどうするかで悩んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash