逍遥
しょうよう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #41210 · 青空 328 例
標準
ramble
文例 · 用例
陽春の日に、蒲公英の咲く長堤を逍遥するのは、蕪村の最も好んだリリシズムであるが、しかも都会の旗亭につとめて、春情学び得たる浪花風流の少女と道連れになり、喃々戯語を交して春光の下を歩いた記憶は、蕪村にとって永く忘れられないイメージだったろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
労働者のいない船が、バルコンを散歩するブルジョアのように、油ぎった海の上を逍遥し始めた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
この夢の世界を逍遥している幾千人かのうちの幾プロセントかはまたおそらく単にこのフォーヌの夢を見るだけの目的で、あてもなく彷徨しているかもしれない。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
) 写真班の英雄は、乃ちこの三岐で一|度自動車を飛下りて、林間の蝶に逍遥する博士を迎ふるために、馳せて後戻りをした処である。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
夫れが今日は避暑や逍遥の地になつて居ると云ふも、又た時勢の変遷面白いものではない乎。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
昨夕へいげんと両々手を携えて門前を逍遥し、家に帰りて後、始めて秘蔵せし瑞西製の金時計を遺失せしを識りぬ。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
御歯黒蜻蛉が、鉄漿つけた女房の、微な夢の影らしく、ひらひらと一つ、葉ばかりの燕子花を伝って飛ぶのが、このあたりの御殿女中の逍遥した昔の幻を、寂しく描いて、都を出た日、遠く来た旅を思わせる。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
紺絞りの首抜きの浴衣を着て、赤|毛布を引き絡い、身を持て余したるがごとくに歩みを運び、下駄の爪頭に戞々と礫を蹴遣りつつ、流れに沿いて逍遥いたりしが、瑠璃色に澄み渡れる空を打ち仰ぎて、「ああ、いいお月夜だ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
作例 · 標準
週末は特に予定がなく、公園を逍遥して過ごした。
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彼は、都会の喧騒を離れ、自然の中を逍遥するのが好きだ。
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旧市街の石畳の道を、ゆっくりと逍遥しながら散策した。
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ウィキペディア曖昧さ回避
逍遥(しょうよう) 散歩のこと。 坪内逍遥。19世紀末から20世紀はじめにかけて活躍した小説家、劇作家。 中野逍遥。19世紀末に活躍した漢詩人。
出典: 逍遥 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0